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概要

nanto127

建築▼小松島市株式会社 山田工務店徳島県小松島市江田町字敷地前79-1  0120-411-8293,180 万円(税込)土地建物モデルハウス売却します。徳島市大原町野神35?1(県道沿い)まずはお気軽にお電話ください。内覧OK駐車5台可能!事務所にも最適! 「つっきに浮かれてポンポコポン♪~」…徳島ではかなり有名なこのメロディ。そう、『金長まんじゅう』のCMソングだ。同商品が生誕80周年の節目を迎えるということで、小松島市にゆかりのある『金長まんじゅう』・製造販売元『ハレルヤ』の歴史を振り返りたいと思う。 『ハレルヤ』創業者・岡武男(おか・たけお)氏の出身は山川町。「これからはパンの時代が来る」と父の勧めで、大阪の叔父を頼りパン屋奉公の道を歩むことに。約6年の奉公のち20歳で帰郷、父の行商を手伝いながら、パン屋開業の地を探した。知り合いから「小松島町(当時は市ではなかった)はどうか」と助言を受けたようで、なるほど当時小松島町は徳島県の玄関口になりゆく時代、人々の出入りが激しく産業道路の着工、小松島港の改修工事などがおこなわれる町勢発展の時期であった。かくして、昭和5年8月15日、周囲の支援を受けながら22歳で二条通りに『ハレルヤ』を開店させた。当時は「徳島屋」や「阿波屋」などの呼び名が一般的で「ハレル屋」とよく誤解されたようだが、店名の由来は讃美歌の中にある「ハレルヤ」、お客様あっての会社という考えと地域貢献の思いが込められている。 パン屋として営業していく中で、不況下のもと新しい分野の開拓を模索する。すると目をつけていた、当時小松島の金長狸が活躍する阿波狸合戦の映画が、くしくも全国的に大ヒット。外皮を狸の色でチョコレート味とし、中は白餡。小松島港より出港する人に向けた小松島のみやげ物。ついに構想は形となった。昭和12年、金長狸にあやかった、その名も『金長まんじゅう』が産声をあげたのである。 それから時を経て行く中で、吉野川橋北詰、松茂町(現本社・工場)と移転拡張し、今なお同商品は徳島みやげとして名高い知名度を誇る。生誕80周年に合わせ、金長シリーズ詰め合わせパッケージ、新商品の発売、ハレルヤキャラクター誕生など、記念事業を打ち出している。 ところで、小松島に住んでいると地元ならではの噂話というか、都市伝説とするか、真偽不明の世間話をよく耳にする。「金長まんじゅうのロゴマークは、金長狸の金玉袋がモチーフ」「商売の神である金長狸が、創業者の夢枕に立ち、自身のまんじゅう製作を指示した」など。創業者自叙伝に記述のない話も、たぬきに化かされ煙に包まれるているような、ちょっと信じたくなる気分にさせられる。…ちなみにほら、脳裏に残っていませんか?子どもの頃10を数える時に詠んだリズムは「だるまさんがころんだ」でも「ぼうさんがへをこいた」でもなく、、、「き・ ・・・・・・・・・んちようまんじゆう」。(津川 孝善)金長まんじゅう80周年株式会社ハレルヤ株式会社ハレルヤ 板野郡松茂町広島字北川向四ノ越30 TEL088-699-7611 出典:関 わが通る路はありけり(岡武男・著)Keeps on Challenging.小松島夏特大号2017